Yuta Morii Blog

進化生態学を志す若手研究者のブログです。NZ 在住。

NZ の植物を調べるには

NZ 南島・最南端の街,インバカーギルに来ている。明日からまた調査が始まる。
今回の調査では樹冠を占める樹木の種類も記録しているのだが,北島との樹種のあまりの違いに戸惑いを隠せない。葉っぱを採ってきては,ひぃひぃ言いながら調べている。


そんな中,見つけたのが,下記のサイト。
分布域も調べられるので,とっても便利。


New Zealand Plant Conservation Network
http://www.nzpcn.org.nz/default.aspx


しばらくお世話になるであろうこのサイトをすぐに見つけられるように。
メモメモ。


見聞読考録 2019/01/21

【2018年】研究コラム閲覧数ランキング Top 10

academist Journal というウェブマガジンに昨年 2018 年に掲載された研究コラムの中から,閲覧数が多かった記事の Top 10 が公開され,私たち「外来ナメクジに挑む市民と学者の会」の成果のひとつである外来ナメクジの市民科学の記事が1位に輝いた。たいへん喜ばしく,ありがたい。


【2018年】研究コラム閲覧数ランキング Top 10 - academist Journal


皆さんいつも,ありがとうございます。今年も楽しくやりましょう。


見聞読考録 2019/01/02

Happy New Year 2019!!

NZ は Palmerston North の中心地 "Square" にて,カウントダウンのイベントに参加してきた。プロ歌手らの生演奏を聞きながら年明けを待ち,10 カウントののちに花火と共に新年を迎えるという海外のものとしては非常にオーソドックスなやつだ。思い返せばこれほどベタな年明けを過ごしたのは初めてかもしれない。


日本よりも4時間も早い,世界的にも相当早い年明けとなった。皆さん,2019 年もどうぞよろしくお願いいたします。


見聞読考録 2019/01/01

天敵が生き物の多様化を促すのか?

久々に academist Journal を覗いてみたら,二年前に投稿した殻振りカタツムリの記事がランキングの1位に返り咲いていた。これはいったいどうしたことか。



実はこれと同じ内容の文章執筆を頼まれているのだが,academist Journal に寄稿した記事は自分で言うのもなんだがそこそこ良く書けているように見える。似たような内容の文章を新たに書くとしたらどういう工夫を加えたら良いだろう,ううむ,悩ましい。方針が固まらない。おかげで執筆は遅々として進まない。これはいったいどうしたことか。


ううむ...。
ううむ...。


見聞読考録 2018/12/30

パウア狩りな年末

今年も残すところ5日となった昨日,念願のパウア狩りに挑んだ。ここ NZ の漁業制度は日本とは大きく異なり,ルールを守りさえすれば,パウアを採ってもウニを採っても問題にはならない。水産業に頼らないお国柄だろうか,それとも人口が少ないからこそなせる業か。いずれにせよ,僕のようにこれを魅力的と思う人は多いだろう。


まず重要なルールとして,NZ 政府の専門機関 DOC(Department of Conservation)の定める保護区域内では,いかなる生き物の採集も禁止されている。この範囲が非常に広く,しかも上手に設定されており,無闇に漁をできないようになっているようだ。例えば,自然環境は豊かだが簡単には辿り着けないような地域ではなく,誰もが簡単に漁に入れるようなお手軽な地域をあえて保護区に設定することで,漁のハードルを上げているように見える。昨日訪れた場所も,車止めから徒歩で 40 分くらいまでが保護区内で,むしろ自然の豊かな奥地は保護区から外されていた。


採れる数量にも限りがある。例えば NZ を代表する海産物のひとつでアワビの仲間であるパウアガイ(Black Foot)を北島で採る際には,12.5 cm 以上のもののみを一人一日 10 個まで持ち帰って良いという厳格な決まりがあり,守らなかった者は厳罰に処されるとある。転売も禁止されているようだ。的確なルールを設けることで,やりたい人がやりたい時に漁業をするという国民の権利を守りつつ,漁の対象となっている生き物も守る。そんな試みがなされている。詳しい記載は Fisheries New Zealand のサイトを参照のこと。


さて快晴の陽気の下,海に来てみたは良いものの,真夏のくせにさほど暑くなく,カラっとして湿度もない,実に快適な一日であった。強烈な日差しを避けて日陰に入ると,時折吹く風に肌寒く感じる時さえある。それでも,弱音を吐いてはいられない。念願のパウアガイを目指して意気揚々と乗り込んだ。



海水もさほど温かくはない,むしろ冷たい。ウェットスーツはない。スノーケルやフィンもない。マリンシューズとゴムの軍手,あとは海パン一丁だけの簡単な装備である。NZ 歴5ヶ月の移住者の実力などそんなものである。意を決して波打つ岩だらけの海に飛び込んだ!なんとしてもパウアガイを採るのだ!うおー!


おっ!でっかいイソガニがいた!
しかし,パウアガイが見つからない!


11 本足のヒトデが,ピンク色のウミウシがいた!
しかし,パウアガイが見つからない!


バカでかいカサガイが,サザエみたいなゴツい巻貝がいた!
しかし,パウアガイが見つからない!




楽しい!ひどく楽しい!
しかし,パウアガイが見つからない!


うおー!寒い!ちょっと休憩!


ここでちょっと休憩したのが良くなかった。リトライが辛かった。
勢いに任せてずっと入っていれば慣れてきただろうに。



それでも,海パンひとつで再び海に泳ぎだす。
波に揉まれながら,海藻の海を掻き分ける。


そしてその時は訪れた。
ん?あの海底の岩,岩の上に小岩があるぞ?んー?んー?


いっぺん水面に顔を出して,息を整えてから再び覗き込む。
岩の上の小岩,海藻の後ろに見えたそれは,紛れもないパウアガイだった。


素潜りをして岩にへばりつく。バールを差し込んで,一気に剥がした。
うおー!採った!採ったどー!


一度見つけてからはもうお手のもの,バンバンいた。岩の上の小岩は全部,パウアガイだった。
楽しい!楽しすぎる!あれ?寒くない?寒くない!全然!ぜーんぜん寒くない!


こうして時間を忘れて両の手に収まらないほどの収穫を得たのだった。
あんまり採っても食べきれないので,大きいのを数個ほど持って帰ることに。



生きたまま捌いて刺し身にし,でっかくぶつ切りにしてバター醤油で炒め,酢味噌で和えて肝ダレをこしらえ,それはもう幸せな日々を過ごしている。刺し身をつまみながらの NZ 産ビールが美味い!フライパン片手に飲む NZ 産ワインが美味い!すげぇ美味い!


図らずも贅沢この上ない年末となった。来年も楽しみで仕方がない。今ここにいることに,ここまで助けてくださった皆々様に心よりの感謝を。パウアガイを噛み締めつつ心よりの感謝を。それから,ビールを飲みつつ,肝ダレをすすりつつ。。


見聞読考録 2018/12/28

クリスマスな 12 月

NZ は,欧米である。少なくとも文化的にはキリスト教圏の影響が強い。そして1年で最もその特徴が色濃く現れるのが,生誕祭である 12月25日。そう,クリスマスである。


12月に入ってからというもの,ここ Palmy(Palmerston North の愛称)でもイベントが目白押しであった。週末はもちろんのこと,平日の夜にまでクリスマス関連の映画鑑賞会だとか,NZ Army のマーチングバンドによるパレードだとか,クリスマス市,サンタクロースの行進,プロの演奏家を呼んでの大規模なコンサートなどなど,各所で隙間なく大小様々なお祭りが繰り広げられており,目まぐるしいほどだった。オーケストラの生演奏を背景にベテランの歌手が魅せるコンサートは,行政が主催して無料で開催されているとはとても思えないようなレベルの高さだった。クリスマス市もとても良かった。一方,マーチングバンドとサンタクロースの行進はどちらも悪天候のため中止され,Palmy っ子はひどく残念がっていた。特にサンタクロースの行進に至っては当日の早朝にキャンセルの通知があったのだが,その時点での天候は快晴,イベントが行われるはずだった正午も快晴,夕方にちょこっと雨があったくらいだったので,Palmy の市民はお怒りであった。通知のあった Palmerston North の FB の公式アカウントには,「サンタさんは雨の予報だけでプレゼントを配らなくなるんですか?」とか「この青空が見えないんですか?馬鹿ですか?」みたいな,怒り心頭のコメントが溢れ返っていた。まさしく,炎上していた。Palmy のお子さんは毎年この時期にサンタさんに会えることを楽しみにしているようなので,親御さんのお怒りも頷ける。そういうことで,今年の Palmy はこれでもイベント的にはハズレ年だったと言えるかもしれない。


そんな浮足立った12月もいよいよ終わり,かと思えば今日は Boxing Day と言って,街中のお店が売れ残りを処分する特価の日らしく,街中は見たことがないほどに混み合い,未だにお祭り騒ぎは続いているようであった。


クリスマスから来年1月3日まで大学は閉まっている。年末年始に立ち入るには,特別な書類にサインをしなければならない。教授や事務員も皆,長期の休暇を取り,勤勉に大学に通う研究者も学生もほとんどいないことだろう。人のいない職場で何か良からぬことが起こっても面倒なので,僕もその間は研究室に立ち入らないことにした。あまりに優雅な生活に,日本との格差を思わずにはいられない。学ぶことの多い良い国に来たと,今の境遇に感謝の尽きないクリスマスであった。


さて,今年もたいへんお世話になりました。来年からもどうぞ当ブログをよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。


Merry Christmas & Happy New Year!


見聞読考録 2018/12/26

メモメモ...

マカラでアワビを採りに潜りました! - NZ を体験!


ニュージーランドの奇岩『モエラキ・ボルダーズ』訪問は満潮/干潮どっちがベスト? - Nature New Zealand


無料で野生のイエローアイド(キガシラ)ペンギンが見れるスポット 5 選 - Nature New Zealand


行きたいところがいっぱいあるなぁ。すごいなぁ。
いつか絶対行ってやるぞと,思いを込めてメモ。メモ。


見聞読考録 2018/12/18